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GCAP合弁会社「Edgewing」が正式に発足
本事業が新たな重要なマイルストーンを迎えました。この度JAIECは、英伊の産業パートナーとともに次世代戦闘機を提供する合弁会社Edgewingを英国に設立しました。
これはJAIECと、国際的な航空宇宙産業界のリーダーであるBAEシステムズ(イギリス)およびレオナルド(イタリア)による国際的な防衛協力の新たなフェーズの幕開けです。
Edgewingは、次世代戦闘機の設計と開発を担当し、2070年以降まで展開されるこの戦闘機のライフサイクル全体にわたり、その設計権限を保有します。
新たに設立されたこの合弁会社は、2035年の運用開始を含む本プログラムの野心的な目標を達成する上で中心的な役割を果たし、ヨーロッパとアジアにおける三国間の産業パートナーシップの新たなスタンダードを構築します。
Edgewingの初代最高経営責任者(CEO)にはマルコ・ゾフ氏が就任致します。彼はレオナルド航空部門のマネージングディレクターを務め、国際的な航空宇宙協力と革新における豊富なリーダーシップ経験を持っています。
マルコ・ゾフ氏は次のように述べています: 「私たちは、GCAPの中核的な役割としてこのEdgewingを立ち上げることに大変な意義と重みを感じています。日本、イギリス、イタリアの才能ある人々の強みを結集することで、次世代戦闘航空システムを提供するだけでなく、パートナーシップ、革新、信頼の新たなグローバルスタンダードを確立することを目指します。共に限界を乗り越え、機動性を生み出し、各国のサプライチェーンを強化し、私たちの国と将来の世代のために安全と繁栄の礎を創造します。」
GCAP政府間機関(GIGO)の岡真臣首席行政官は次のように述べています:「我々はEdgewingの発足を歓迎します。これは我々の事業を真の国際共同開発事業へと前進させる大切なステップです。また、GIGOとEdgewingが効率的かつ権限を伴う形でお互いに協力していくことが、GCAPの成功にとって極めて重要となります。我々は共に各国間の知見を統合し、相互の信頼を高め、そして我々の将来に向けた共有のコミットメントに向けて進むという、新たなパートナーシップを構築していくことになるでしょう。」
同社は、イギリスに本社を置き、各パートナー国との共同チームを通じて業務を進め、GIGOとの調整や協力も最大化していきます。
GCAPは、各国の安全保障と経済的繁栄にとって非常に重要なプログラムであり、効果的な知識と技術の移転を通じて、抗堪性の高いサプライチェーンの進化を促し、各国において重要な戦闘航空能力の主権運用を次世代にわたって提供します。
[ウェブサイト]
[画像ライブラリへのリンク]
https://baesys.resourcespace.com/?c=44665&k=f9371c58d1
[SNS]
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[編集者へのメモ]
・JVリーダーシップ略歴
https://www.edgewing.com/about-us/executive-committee
・取締役会は会社の管理について、責任を負います。取締役会の議長は三社の株主間でローテーションし、初代議長はBAEシステムズが指名したハーマン・クラ―セン(BAEシステムズの将来戦闘航空システム部門マネージングディレクター)です。
・EdgewingはGCAPにおいて、航空機の設計と開発を行い、航空機の製造と最終組立の下請けをBAEシステムズ、レオナルド、三菱重工業および広範なサプライチェーンと結びます。
・JAIEC、BAEシステムズ、およびレオナルドはそれぞれEdgewingの33.3%の株式を保有し、リーディング企業3社の強みと専門性を結集し、国際航空宇宙および防衛産業の強化における重要な門戸を開きます。
[Edgewingについて]
Edgewingは、次世代防衛および航空宇宙システムの開発を主導することを目的として、JAIEC、BAEシステムズ、およびレオナルドによって設立された国際的な合弁企業です。Edgewingは、日英伊にまたがるグローバルな専門知識、信頼されるパートナーシップ、卓越した技術力を結集し、最新かつシームレスな次世代戦闘航空システムを開発していきます。また、信頼、結束、革新を基盤として、国家安全保障に貢献し、各国政府に対する長期的な戦略的価値の創造にコミットします。
[お問い合わせ]
Japan Aircraft Industrial Enhancement Co. Ltd (JAIEC)